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保存水の5年と7年の違い:1L単価が1.4倍を超えたら5年が安い

5年保存と7年保存を公表スペックだけで比較しました。35年で見ると買い替えは7回対5回、比は1.4倍。7年品の1L単価が5年品の1.4倍未満なら総額が安く、超えると5年品が安くなります。公式価格の年数差は3%、同じ商品の販路差は23.5%でした。

答え 7年品が5年品の何倍まで得か 1.4 倍 35年総額の分岐点

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保存水の「5年」と「7年」はメーカー公式ショップの価格で見ると差が小さく、どちらが得かは年数ではなく1Lあたり単価の比で決まります。メーカー公式と公的機関の公表値だけを使い、総額・1L単価・年数が長い理由の3軸で整理しました。味や使用感は扱いません。

35年で7回(5年品) ÷ 35年で5回(7年品)

1.4倍

5年と7年の最小公倍数35年での買い替え回数の比。当サイト計算。

結論から:1.4倍を境に有利な側が入れ替わる

  • 境界は1.4倍。7年品の1L単価が5年品の1.4倍未満なら総額は7年品が安い
  • 公式ショップは富士5年177.50円/L、KFG7年183.00円/Lで比1.03倍。7年品が有利
  • 楽天の最安5年品105.67円/Lが基準なら比1.66〜1.98倍で5年品が有利
  • 逆に5年品にも234.00円/Lの銘柄があり、その場合は7年品(175.00円/L)が単価で安い
  • 10年で区切ると差は出ません。7年品も買い替えは2回です

軸1:総額を決めているのは年数ではなく買い替え回数

総額は「1回の価格 × 買い替え回数」で、回数は割り切れないと切り上げです。

10年で区切ると、5年品も7年品も2回

10年切らさず備えるなら、5年品は0年目・5年目、7年品は0年目・7年目でどちらも2回、回数は同じです。「10年 ÷ 7年 = 約1.43回」という按分は成立しません。

35年で区切ると、回数差が2回になる

5年と7年の最小公倍数は35年。端数のない比較ができます。

商品(2L×6=12L)買い替え回数1回の価格35年の総額
赤穂化成 備蓄水 5年7回2,328円16,296円
富士ミネラルウォーター 5年7回2,130円14,910円
KFG製7年「非常用飲料水【7年保存】」(サタケ扱い)5回2,711円13,555円
KFG 7年(メーカー公式通販)5回2,196円10,980円

帯は35年総額を最大値16,296円で割った比率。価格は各社公式ショップの税込・送料除く(2026-08-20時点)、総額と回数は当サイト計算。1回の価格が最も高い7年品(2,711円)でも35年総額は5年品を下回ります。

軸2:1L単価は年数よりサイズと販路で動く

同じ2Lをメーカー公式ショップ同士で比べると、5年と7年の1L単価差はごくわずかです。ただし販路が変わると7年品は225.92円/Lまで上がります。

保存年数商品(メーカー公式/正規取扱ショップ・2L×6)税込1L単価
5年富士ミネラルウォーター 非常用5年保存水2,130円177.50円
5年赤穂化成 備蓄水2,328円194.00円
7年KFG 純天然アルカリ保存水(公式通販)2,196円183.00円
7年KFG製「非常用飲料水【7年保存】」(サタケ扱い)2,711円225.92円
10年KFG 10年保存(2026年7月発売)2,390円199.17円

富士5年とKFG7年(公式通販)の差は5.50円/L、3%です。

同じ7年品が、販路とサイズで大きく動く

表の7年品2行は同じ株式会社ケイ・エフ・ジー製の同一規格品(公式通販「純天然アルカリ保存水 7年保存」/サタケ扱い「非常用飲料水【7年保存】」)。2,196円に対し2,711円、差は515円=23.5%。年数の違い(3%)より、どこで買うかの差が大きい結果でした。サイズ差はさらに大きく、500mLの1L単価は2Lの2.07倍(富士)・1.99倍(KFG)。必要本数は一人暮らしの備蓄水で計算しました。

通販の実売価格は幅が広く、年数では決まらない

楽天市場(2026-08-20時点)で確認できた5年保存の2L×6は1,268〜2,808円(105.67〜234.00円/L)と幅が広く、7年保存(KFG製)は2,100〜2,516円(175.00〜209.67円/L)でした。両者の価格帯は重なっており、年数だけでは高い安いが決まりません。最安の5年品105.67円/Lが基準なら7年品は1.66〜1.98倍で境界を超え、5年品が有利。逆に5年品140.00円/Lと7年品175.00円/Lなら1.25倍で7年品が有利です(送料条件は商品ごとに違う)。

軸3:「7年保存=強い殺菌」は成り立たない

年数が長いほど強く殺菌している、という直感は、公表値を確認できた2社では成立しません。

項目富士ミネラルウォーター(5年)ケイ・エフ・ジー(7年)
殺菌UHT殺菌後、85℃で充填「完全非加熱」。販売元は「ろ過フィルターで除菌処理」
充填充填後に冷水シャワーで冷却無菌充填システム
容器通常より厚みのあるPET肉厚の記載なし、強化段ボール
検査6年経過後も成分規格を満たすと外部機関が証明日本食品分析センターの結果を掲載

年数の長いKFGが非加熱で、短い富士が加熱です。食品衛生法の規格基準は、殺菌・除菌を行うものには85℃30分相当の効力を、行わないものには原水の細菌数など別の基準を課しており、加熱は一律の義務ではありません。

年数を左右しているのは、容器の大きさ

KFGは2026年7月の10年保存水発売告知でこう書いています。

中身が傷むかではなく表示量を保てるかが年数の上限を決めているという説明です。量目公差は法令で1L超25L以下が1%(2Lなら20mL)、100mL超500mL以下が2%(500mLなら10mL)。小容量ほど許容量が小さく、年数を伸ばしにくい理屈です。

誤解:「賞味期限は計量法で決められている」

年数を「計量法が決めている」とする説明を経産省は否定しています。

静岡県富士市も同趣旨を注意喚起しています。法律が期限を決めているのではなく、メーカーが「表示量を保てる期間」を期限設定の指標に使っているのです。

消費者庁のガイドラインは、理論的に品質保持期間を算出できる食品に長期の実試験を求めません。「7年保存」が7年間の実測を意味するとは限りません。

保管条件も、富士(5年)は「高温多湿・直射日光を避け…段ボールのまま常温で保存」、KFG製7年品(サタケ扱い)は「直射日光を避けて冷暗所で保存」と文言が分かれます。ただし保管温度を数値で示したメーカーは調べた範囲になく、どちらが厳しいかは比べられません。置き場所はマンションの備蓄水はどこに置くかにまとめました。

水と食料の年数をそろえると入れ替えが1回で済む

保存水7年・非常食5年だと入れ替えは5年目と7年目に分かれます。そろえれば点検も買い替えも1回で済み、アルファー食品の公表値では「安心米」が5年間、「安心米おこげ」が7年間です。

入れ替え周期を示した公的資料は見つかりませんでした。農林水産省は一人1日3リットル・最低3日分9リットルを示し、「買い換えの頻度が少なくて済む長期保存が可能な水での備蓄がおすすめです」と書いています。

まとめ

  1. 境界は1.4倍。7年品の1L単価が5年品の1.4倍未満なら35年総額は7年品が安い
  2. 10年で区切るとどちらも買い替え2回で差はつかない
  3. 公式ショップ同士の年数差は3%。販路差23.5%とサイズ差2.0倍のほうが効く
  4. 7年品が非加熱、5年品が加熱の例があり、年数と殺菌の強さは対応しない

価格は2026-08-20時点の公表値です。購入前に各ショップの最新表示をご確認ください。

参考にした情報源

全17件のうち7件 が公的機関の公開資料です。

  1. 食品表示基準(平成27年内閣府令第10号)第2条第1項第8号 | e-Gov法令検索

    国の機関参照 2026-08-20

  2. 非常用5年保存水(防災・備蓄用) | 富士ミネラルウォーター公式

    fujimineral.jp参照 2026-08-20

  3. 非常用5年保存水 各サイズ | 富士ミネラルウォーター公式オンラインショップ

    shop.fujimineral.jp参照 2026-08-20

  4. 純天然アルカリ 保存水 | 株式会社ケイ・エフ・ジー公式

    kfg.co.jp参照 2026-08-20

  5. 純天然アルカリ保存水 7年保存/10年保存 | 金城の水オンラインショップ(ケイ・エフ・ジー公式通販)

    kanaginohana.com参照 2026-08-20

  6. 非常用飲料水【7年保存】2L 1ケース(6本入り) | サタケオンラインショップ

    satakeshop.com参照 2026-08-20

  7. 保存水 商品一覧 | アコールショップ(赤穂化成 公式通販)

    akol.jp参照 2026-08-20

  8. 食品、添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示第370号)清涼飲料水の部 | 厚生労働省

    国の機関参照 2026-08-20

  9. 食品期限表示の設定のためのガイドライン(令和7年3月) | 消費者庁食品表示課

    国の機関参照 2026-08-20

  10. 【参考】ペットボトル水の賞味期限に関するお問い合わせ | 経済産業省(計量行政室)

    国の機関参照 2026-08-20

  11. ペットボトル水の賞味期限に関する誤解への注意喚起(2025年5月15日更新) | 静岡県富士市

    city.fuji.shizuoka.jp参照 2026-08-20

  12. 特定商品の販売に係る計量に関する政令(平成5年政令第249号)別表第二 | e-Gov法令検索

    国の機関参照 2026-08-20

  13. 大事な水、どうやって備えますか? | 農林水産省

    国の機関参照 2026-08-20

  14. 災害時に備えた食品ストックガイド(2) | 農林水産省

    国の機関参照 2026-08-20

  15. ミネラルウォーター類(容器入り飲用水)の品質表示ガイドライン(2食流第1071号) | 日本ミネラルウォーター協会

    minekyo.net参照 2026-08-20

  16. 安心米 白飯(賞味期限5年) | アルファー食品オンラインショップ

    alpha-online.jp参照 2026-08-20

  17. ご家庭での備蓄食品について(安心米5年間/安心米おこげ7年間) | アルファー食品

    alpha-come.co.jp参照 2026-08-20